PTPを誤飲すると、何が問題なのでしょうか? まず、一錠ずつ切り離されたPTPは、角が鋭利です。 そのまま飲み込むと喉や食道などが傷ついて出血したり、胃や十二指腸に孔(あな)が空いたりしてしまい、手術が必要になるケースもあります。 6 июн. 2020 г.
なぜPTP包装の誤飲事故が起こるのですか?
PTP包装は、薬と空気を遮り、湿度や光・紫外線などから薬を守る役割をしています。 誰もが使ったことがあるほど一般的なPTP包装ですが、実はPTP包装で起こる事故もあります。 近年、PTP包装ごと薬を飲み込んでしまうというPTP包装シートの誤飲事故が報告されています。 国民生活センターの危害情報システムには、薬の包装に関する危害が年間で10件程度寄せられています。 相談者としては7割が女性で、年代は 60~80歳代で8割以上 を占めており、高齢者に多い事故であることが分かります。 このようなPTP包装の誤飲事故が起こり始めた1996年以降に作られたPTP包装シートは、誤飲事故を避けるために1錠ずつ切り離せないように1方向のみミシン目を付けています。
PTP包装の誤飲がわかったら、病院受診までに時間がかかりますか?
PTP包装の誤飲をしてしまったことがわかったら、早急に病院を受診し、お医者さんの指示に従いましょう。 腹痛などの症状が出て病院を受診してた場合も、PTP包装はレントゲンでも写りにくいという特徴があり、発見までに時間がかかる可能性があります。
薬局によってはPTP包装の誤飲や飲み間違いを減らすことができますか?
PTP包装の誤飲や薬の飲み間違いが増えているため、薬局によっては1回分に飲む薬ごとに小袋に一包化してもらえる場合があります。 一包化することでPTP包装の誤飲や薬の飲み間違いは大きく減らすことが可能です。 しかし、薬の種類によっては一包化ができない場合もあるので、薬剤師に指示を仰ぐことが重要です。
1錠単位に切り離したPTPを誤飲してしまう事故はありますか?
1錠単位に切り離したPTPを誤飲してしまう事故は後を絶ちません。 今ではミシン目がなくなっても、結局患者さんがハサミで切り離してしまうため、依然として誤飲事故が起こっているのです。 特に目立つのが高齢者の事故です。 PTPを誤飲すると、何が問題なのでしょうか? まず、一錠ずつ切り離されたPTPは、角が鋭利です。 そのまま飲み込むと喉や食道などが傷ついて出血したり、胃や十二指腸に孔(あな)が空いたりしてしまい、手術が必要になるケースもあります 。