ガイドラインでは、子どもの喘息の重症度と年齢によって治療薬の選択が変わってきます。 初めて喘息と診断される年齢や発作が多いのは2歳から5歳なのですが、そのなかでも、年に1~2回風邪をひくとゼーゼーいうけれども、あとは元気、という場合は、間欠型で、その時だけの発作を抑える治療を短期間行うだけで構いません。
気管支喘息 何歳?
多くの喘息のお子さんは2歳から3歳までの間に発症し、12歳から15歳の思春期の頃に軽快していきますが、20%から30%の患者さんは成人喘息に移行していきます。 最近では、小児の気管支喘息は気管支の慢性炎症が本態であり、大部分がアレルギー性炎症であると考えられています。
気管支炎 何歳?
2~3歳ごろ初めての発作を起こすことが多いのですが、きちんと治療をしていれば、成長とともに治っていくことが多いです。 気管支喘息の子どもは、乳児の頃から風邪を引きやすく、咳が長引いたりゼロゼロしたり、細気管支炎や喘息様気管支炎を繰り返すことが多くみられます。
喘息 何歳から発症?
発症は1~2歳が多く、小学校入学までに発症する人が大半。 症状が落ち着くまで平均10年、7割の人が成人までに症状がなくなります。 ぜんそく患者の気道(気管・気管支など空気の通り道)は、常にアレルギー性の炎症を起こしているため表面の粘膜がはがれ落ちて神経が露出し、敏感になっています。
喘息 吸入薬 何歳から?
【DPI(ドライパウダー)】 自分の力で吸う吸入器です。 ある程度の年齢(5-6歳)から吸入可能です。
喘息様気管支炎 いつ治る?
呼吸が速く、咳込みや喘鳴が強いときには入院治療が必要になります。 小さい赤ちゃんではさらに哺乳力が落ちてしまいますので、入院治療が必要になることが多くなります。 輸液をし、輸液中に抗生剤などを入れます。 1週間ほどでだいたい治りますが、なかなか治らないこともあります。
気管支喘息 薬 いつまで?
一般に小児の場合は、症状が出ないコントロール良好な状態が約3か月以上、成人では3か月から6か月以上保てれば、薬の減量(ステップダウン)を考慮します。 さらに、必要最少量の薬でコントロール良好な状態が保てれば、中止を試みることがあります。