気管支喘息(ぜんそく)とは 気管支喘息は、急に空気の通り道となる気管支が狭くなってしまい、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」し始めて呼吸が苦しくなる状態(いわゆる発作)を繰り返す病気です。 気管支喘息では、気管支に慢性的な炎症が起こっていることが分かっています。
喘息とはどんな病気ですか?
ぜん息の特徴は? ぜん息のもっとも特徴的な症状は、呼吸すると聞こえる「ゼーゼー」「ヒューヒュー」という音(ぜん鳴)です。 「ぜん鳴」があることが、ぜん息診断の大きな手がかりとなります。 このほか、もともとアレルギー体質であった、夜間や早朝にせきがよく出るなどが見られる場合も、ぜん息である確率が高くなります。
気管支喘息は何科?
気管支喘息は、基本的に呼吸器内科で診療を行います。 また、気管支喘息はアレルギー疾患のひとつでもあり、アレルギーに関する検査を行うこともあるため、アレルギー科でも診療してもらうことができます。
気管支炎とはどんな病気?
気管支炎とは、気管支に炎症の中心があって、咳や痰などの呼吸器症状を引きおこす病気の総称です。 急性に起きる気管支炎の大半はウイルスやマイコプラズマなどによる感染症です。 一方、慢性の気管支炎とは、数週間から数カ月の間咳や痰などの症状が続く場合をいいます。
咳喘息ってどんな病気?
咳喘息は、喘鳴(ゼイゼイ、ヒューヒュー)や呼吸困難を伴わず、乾性咳嗽(痰があまり絡まない咳)を唯一の症状とする喘息の一種とされています。 病的な咳は、続いている期間によって3種類に分けられます。 急性咳嗽には、風邪などのウイルス感染や、気管支炎などがあります。
喘息の主な症状は何ですか?
喘息の主な症状には、咳、痰、息苦しさ、 喘鳴 ぜんめい (呼吸する時にゼーゼー、ヒューヒューという音がでる)、胸苦しさなどがあります。 症状は発作的にあらわれ、夜~早朝、季節の変わり目に起こりやすいことが特徴です。 喘息の発作は、風邪、運動、アレルゲン(アレルギーの原因となる物質)、たばこ、気温や気圧の変化など、さまざまな刺激が原因となって起こります。
喘息は下側の気道の中で発症していますか?
喘息は下側の気道(下気道)、鼻の病気は上側の気道(上気道)と、ひとつのつながった気道の中で発症するため、合併している方が多いといわれています。 また喘息を持っている方は、アレルギー体質であることも多く、アレルギー性の病気を合併しやすいことも知られています。
一酸化窒素は、気管支喘息の治療に役立ちますか?
一酸化窒素は、気管支の炎症が悪くなると上がることが分かっており、この値をみることで、喘息の状態や、正しく治療が出来ているかを評価するのに役立ちます。 気管支喘息の治療については普段の治療(長期管理)と気管支喘息発作への対応を分けて考える必要があります。
喘息を持っている方は、鼻の病気を合併しやすい病気ですか?
喘息を持っている方は、鼻の病気を合併しやすいことが知られています。 空気の通り道である気道は、鼻から気管支までつながっています。 喘息は下側の気道(下気道)、鼻の病気は上側の気道(上気道)と、ひとつのつながった気道の中で発症するため、合併している方が多いといわれています。 また喘息を持っている方は、アレルギー体質であることも多く、アレルギー性の病気を合併しやすいことも知られています。 ダニ、ハウスダスト、花粉などのアレルゲンに反応し、くしゃみ、鼻水、鼻づまりなどの症状があらわれる病気です。