気管支喘息(ぜんそく)とは気管支喘息は、急に空気の通り道となる気管支が狭くなってしまい、「ヒューヒュー」「ゼーゼー」し始めて呼吸が苦しくなる状態(いわゆる発作)を繰り返す病気です。 気管支喘息では、気管支に慢性的な炎症が起こっていることが分かっています。
気管支喘息なんでなるの?
喘息(ぜんそく)の原因 喘息(ぜんそく)は、呼吸をするときの空気の通り道(気道)が、アレルギーなど炎症によって敏感になり、けいれんを起こして狭くなることで起こります。
気管支喘息 どこ?
気管支喘息は、基本的に呼吸器内科で診療を行います。
気管支喘息は人にうつりますか?
時々ぜんそくは感染する(うつる)のですか?という質問があります。 答えは「No」です。 発熱や色の濃い痰など感染徴候のある方はご注意ください。
気管支炎とはどんな病気?
気管支炎とは、気管支に炎症の中心があって、咳や痰などの呼吸器症状を引きおこす病気の総称です。 急性に起きる気管支炎の大半はウイルスやマイコプラズマなどによる感染症です。 一方、慢性の気管支炎とは、数週間から数カ月の間咳や痰などの症状が続く場合をいいます。
気管支喘息の合併症はありますか?
まれに気管支喘息の合併症として、 気胸 、CO2ナルコーシスなどを起こすこともありますが、それは気管支喘息がかなりひどい場合です。 ただし、発作のときに気胸を合併すると治療は非常に困難になります。
喘息とはどんな病気ですか?
「喘息とは」喘息 (ぜんそく)ってどんな病気? 喘息の人の気道は、症状がないときでも常に炎症をおこしており、健康な人に比べて気道が狭くなって空気が通りにくくなっています。 炎症がおこっている気道はとても敏感になっていて、正常な気道ならなんともないホコリやタバコ、ストレスなどのわずかな刺激でも狭くなり、発作がおきてしまいます。 喘息の治療 は、発作をおこさないための気道炎症の治療が中心となります。 日本では、喘息の患者さんは増えており、1960年代では子どもも大人も1%前後でしたが、最近の調査では子どもで約6%と6倍、大人で約3%と3倍になっており、全体では400万人を超えています。
気管支喘息はアレルギー疾患ではありませんか?
気管支 喘息 は、基本的に呼吸器内科で診療を行います。 また、気管支喘息は アレルギー 疾患のひとつでもあり、アレルギーに関する検査を行うこともあるため、アレルギー科でも診療してもらうことができます。 受診時には、咳が出るタイミングを伝えるようにしましょう。 気管支喘息は、就寝時や明け方に咳が出ることが多く、診断を行ううえで大切な情報となります。 の性状も診断において重要です。 気管支喘息の痰は、無色で粘り気が強いことが特徴で、色がついている場合には、別の病気を疑います。 呼吸時に「ヒューヒュー」、「ゼーゼー」という 喘鳴 が聞こえるかどうかも、医師に伝えるようにしてください。 また、喘息では熱はほぼ出ないと考えて構いません。
気管支喘息とCOPDの違いはありますか?
気管支喘息では安静時にも突発的に症状がみられるのが特徴で、ここがCOPDや 肺気腫 との違いになります。 一方、COPDや肺気腫は動いたときに呼吸困難などの症状が出ます。 最近は気管支喘息にCOPDが合併していることもあり、その場合はより喘息の症状が強いか、COPDの症状が強いか判断し、治療します。 しかし、このような場合の診断基準は未だ確立されていません。 もし 喘息 の発作がひどくなってしまったときは、すぐに病院を受診しましょう。 特に、プロカテロール塩酸塩水和物などのSABAと呼ばれる短時間作用型の気管支拡張薬を20分おきに3回使用しても発作が収まらない場合で、呼吸苦がひどいときには救急車を呼ばなければならないときもあり、注意が必要です。