きれ痔(裂肛)は、肛門の出口付近の皮膚(歯状線の下にある肛門上皮)が切れた状態で、「さけ痔」とも呼ばれます。 便秘による硬い便の通過や、下痢便の強い勢いなどで、肛門の出口付近が切れたり、直腸肛門部の血液循環が悪くなることが原因です。
切れ痔はどうしたらいい?
食事や運動など生活習慣を改善して便通を整えるように心がけましょう。 便が硬くて市販の下剤を使う場合は、便を軟らかくする作用がある非刺激性の下剤(酸化マグネシウムなど)がおすすめです。 また、入浴やお尻だけお湯につける座浴で傷口を清潔に保つことも、切れ痔の改善に有効です。
切れ痔 どれくらいで?
一般に初期の裂肛であれば、便秘や下痢に注意し、刺激物(アルコール、ワサビ、トウガラシ、コショウ、ニンニクなど)を控えることで7日から14日ぐらいで治ります。 度々切れている裂肛では、2~4週間を要します。
切れ痔てどのような状態?
裂肛(切れ痔)とは硬い便の排泄や下痢によって肛門の皮膚が切れたり裂けたりして起こります。 痛みの為に排便を抑えるようになり、便秘になります。 こうなると傷が慢性化して肛門潰瘍となり、肛門が狭くなってしまいます。 そしてますます便が通りにくくなり、傷がひどくなるといった悪循環を繰り返します。
痔はどこにできるのか?
いぼ痔ってどこにできるの? 肛門の内側と外側にできます。 肛門の外側に痛みやはれがあると、そちらに意識が行きがちですが、同時に、内側にもいぼ痔がある可能性がありますので、その場合は内側もしっかり対処しましょう。