切れ痔は症状が軽度であれば、肛門周辺の皮膚が裂けている状態でも短期間で治ります。 そのため、痛みや出血が少なかった場合、回復したと自己判断して治療を行わない人もいます。 しかし、そのまま治療せずに放置してしまい症状が悪化すると、慢性化する恐れがあります。
切れ痔 続くとどうなる?
よくある悩み「切れ痔を繰り返す」 切れ痔を繰り返すと肛門狭窄※を起こして、スムーズに排便できなくなります。 肛門狭窄は、手術での治療が必要になります。 ※肛門狭窄:肛門が狭くなって、広がりにくい状態のこと。
どうして切れ痔になるのですか?
きれ痔(裂肛)は、肛門の出口付近の皮膚(歯状線の下にある肛門上皮)が切れた状態で、「さけ痔」とも呼ばれます。 便秘による硬い便の通過や、下痢便の強い勢いなどで、肛門の出口付近が切れたり、直腸肛門部の血液循環が悪くなることが原因です。
切れ痔 どのくらい続く?
手術の必要はありません。 坐薬や軟膏による治療や便通管理などの生活療法によって、通常は7日間位で治癒します。
切れ痔 いつまでも治らない?
切れ痔は症状が進行して慢性化すると、潰瘍やイボ、ポリープができて肛門狭窄の原因となります。 そのような状態にまでなってしまうと外科手術により切除しなければいけない可能性があります。 そのため、切れ痔が治らないときは、早めに医療機関を受診し、治療を開始することが重要です。