犬にとって「吠える」という行動は遺伝子レベルで組み込まれた自然な行動です。 群れで暮らす習性のある犬にとって「吠える」「唸る」などの行動は仲間とのコミュニケーションツールの一つです。 時には仲間以外にも外敵や獲物となる他のものに対しても吠えたり唸ったりすることがあります。
飼い犬が飼い主だけに吠えるのはどうして?
犬が飼い主に向かって吠える理由で最も多いのが、何かを要求して吠えること。 「ボールを投げてほしい」「おやつがほしい」「かまってほしい」など、犬は自分の要求を満たしてほしい時に飼い主に向かって吠えます。 特に、一度でもその要求が叶えられた経験があると、犬は要求が通るまでいつまでも吠え続けてしまいます。
犬に吠えられるのは何故?
犬好きだけど犬に吠えられる人の多くは、犬の「嫌だなあ」「こっちに来ないで!」というしぐさを見逃してしまったまま、無理に近づいていることが多いのです。 犬が警戒サインを出していないか、しっかりと確認してからあいさつをしてあげましょう。 犬が自分自身や相手を落ち着かせるために取る「カーミングシグナル」。
他の犬に吠えてしまう理由はなぜ?
シェパードやミニチュアシュナウザー、日本犬などの犬種は縄ばり意識が強いため、普段の散歩コースを縄張りと見なし、他の犬に対して縄張りを守ろうと警戒して吠えることがあります。 特に、去勢をしていないオス犬は縄張り意識が強く神経質になりやすいため、お散歩中に他の犬に吠える頻度が高くなる傾向があります。
なぜ無駄吠えする?
原因は嫌悪感・恐怖心・警戒心から 散歩中に犬が吠える主な原因として、飼い主以外の人やほかの犬に近づいてほしくないという嫌悪感・恐怖心・警戒心が挙げられます。 きっかけは、散歩中に知らない人から急に触られた、ほかの犬に吠えられたといった体験です。