たとえ軽度の湿疹であっても、かき壊し、舐め壊しなどで症状が悪化してしまうことがあります。 「またか」「すぐ治るだろう」と軽視せず、あまりにも長くかゆがっている .
犬が痒がるのはなぜ?
アレルギーやアトピーは食物や花粉、ハウスダストなど環境中のものが原因となり、かゆみが起こります。 一般的に、食物アレルギーは顔を、アトピーは耳や肉球、指の間をかゆがることが多く、子犬のころから発症します。
犬のフケはどうしたらいい?
フケは皮膚の乾燥が原因で起こります。 犬の皮膚は人と比べ薄く乾燥しやすいため、保湿剤の使用や部屋の湿度を50~60%以上に保つことで予防しましょう。 病気が原因の場合は、それに適した治療が必要です。 フケが目立ち始めたら、できるだけ早く動物病院で診てもらいましょう。
犬アレルギーはどんな症状?
犬アレルギーは、風邪や花粉症、虫刺されのかゆみとよく似た軽い症状から、下痢や嘔吐、呼吸困難などの重い症状まで、様々な症状を引き起こします。 咳やくしゃみ、鼻水、目の充血といった軽い症状を、すぐに治ると自己判断して治療せずに放置するのは良くありません。
なぜ犬アレルギーになるのか?
犬アレルギーを発症する主なアレルゲンは皮脂、唾液、フケ(皮屑)などに多く含まれており、主なものにリポカリンとアルブミンという物質があります。 リポカリンは犬アレルギーの主な原因となるたんぱく質で、犬の皮脂だけでなく毛や唾液などに存在しており、ホコリなどに付着して空気中を漂います。
犬が痒がって起こる皮膚トラブルはありますか?
犬が痒がって起こる皮膚トラブルは少なくありません。 その原因は膿皮症やアトピー性皮膚炎、フードアレルギーなどがあり、症状も皮膚が赤くなったり、乾燥したり、脱毛したりさまざまです。 今回は、愛犬が痒がる原因・病気や症状ごとの対処法・薬について、「hiff cafe tamagawa」の皮膚科獣医師・久保が解説します。
犬かゆみを引き起こす病気として、どんな症状がありますか?
また、かゆみがひどく、悪化すると耳の穴が腫れたり、耳が真っ赤になって熱をもったりすることがあります。 ブドウ球菌が原因になる膿皮症や毛包炎が代表的です。 どちらも腹部や背中、体側にできやすく、手足の先端にはできにくい傾向があります。 疥癬(かいせん:ヒゼンダニによる皮膚感染症)に感染すると非常に強いかゆみが出ます。 自分の体を自分で攻撃してしまう病気を 自己免疫性疾患 と言います。 皮膚に起こる自己免疫性疾患には、 天疱瘡 (てんぽうそう)や エリテマトーデス が代表的で、主に顔や全身に症状が出ます。 その患部に細菌感染が起こるとかゆみが強くなります。 ―犬のかゆみを引き起こす病気として、どんなものがありますか? また、受診すべき症状について教えてください。
犬のかゆみはどのように治療しますか?
―犬のかゆみはどのように治療するのですか? 原因となる細菌の繁殖を抑えるために、スリッカーでムダ毛を除去し、シャンプーします。 ノミやダニ対策として定期的に予防薬を投与します。 蚊の予防は難しいので、虫よけスプレーを利用するといいでしょう。 アレルギー検査でアレルゲン(アレルギーの原因物質)を確認します。 食物にアレルギー反応を起こしている場合は、アレルゲンの入っていないドッグフードを選択します。 しかし、フードを変更しても、かゆみはしばらく続きますので、落ち着くまでは内服薬を併用します。 花粉、ダニ、ハウスダストなど環境中のものがアレルゲンの場合は、できるだけ接触しないようにします。 かゆみが激しい場合は、ステロイド、免疫抑制剤などのかゆみ止めの薬を併用します。
犬が体をかくことは珍しいことではありませんか?
犬が体をかくことは、珍しいことではありませんが、かゆみが治まらず、かきむしって脱毛するなど、ほかの症状が見られるようになったら、どんな病気が考えられるのでしょうか。 また、病院に連れて行くタイミング、予防や対処法などを獣医師さんに伺ってみました。