犬の換毛期は、原則的には春と秋の2回訪れます。 けれども、換毛期以外にも内分泌疾患や皮膚疾患、ノミなどが寄生したことによる皮膚炎によって脱毛が起こることもあります。
犬の皮膚がただれた場合?
また、犬の顔や背中、足先などに赤いブツブツがみられたり、皮膚がただれを起したりしている場合には、ニキビダニなどの「毛包虫(もうほうちゅう)」と呼ばれる寄生虫が原因と考えられます。 ニキビダニは皮膚に常在する寄生虫ですが、子犬や老犬、病気などで免疫力が低下すると過剰に増殖することがあります。
犬の毛が抜けるのはなぜ?
犬の毛は日々の抜け変わり以外に、春と秋の年2回大量に抜け変わります。 これが「換毛期」です。 換毛期には日照時間と気温、とくに日照時間が大きく関係しています。 春になり日が長く暖かくなってくると、密生していた冬毛がどんどん抜けて粗めの夏毛が生えてきます。
犬のお尻がただれている?
肛門周囲腺炎(こうもんしゅういせんえん) 肛門腺とは、犬が自分のテリトリーを主張する時に使う分泌液を出す腺のことで、この分泌液はきついにおいを発しています。 ... その結果、肛門の周りのただれや腫れがさらにひどくなり、出血する場合も。 炎症が悪化すると、発熱や排便時の痛み、排泄自体が困難になるという症状も現れます。
犬の換毛期はいつまで?
春には、暑い夏に備えて被毛を減らしてすっきりと。 秋には、寒い季節を乗り切れるように古くなった夏毛を処分して、保温性の高い被毛を新調するのです。 生活環境にもよりますが、犬の換毛期は10~20日間ほど続きます。 ただ、換毛期の開始時期は個体差があり、多頭飼育をしている家庭でも、数週間のズレが生じる時期があります。
犬にハゲ(脱毛)ができているのに気づきますか?
愛犬の体にハゲ(脱毛)ができているのに気づいた瞬間は、やはり驚きますよね。 脱毛というとストレスが原因と考えがちですが、実は脱毛はさまざまな原因で起こりうるものです。 犬は全身が毛で覆われているため皮膚病にかかりやすく、それが脱毛という形で表面化する場合もあります。 早めに対処するためにも、犬にハゲ(脱毛)が出来る原因について考えられるものを把握しておきましょう。
犬の皮膚病はどのように診断されますか?
犬の皮膚病では、症状や病歴に合わせて、様々な検査を組み合わせて診断を進めていきます。 外部寄生虫の感染の可能性を除外しておくことは重要です。 これが原因の場合には、比較的早く治療が終了することもあります。 ノミは、くしを使って被毛の中のノミや、その糞を探します。 ニキビダニや疥癬を疑う場合には、皮膚表面を軽く擦り顕微鏡で確認します。 ただし、検査でも見つからないこともあるため、見つからない場合でも試験的に駆虫薬を投与することで、症状が軽くなるかをみる方法もあります。 食物アレルギーを診断または除外するために、アレルギー用フード(除去食)を与えることがあります。 アレルギー用フードにより皮膚症状が改善した後、原因と思われる食品を与え、症状が再発した場合、食物アレルギーと確定診断されます。
犬種によって毛が抜けるのは自然なことですか?
犬種によって換毛期に毛が抜けるのは自然なことですが、中には何らかの病気による脱毛かもしれません。気になる症状、愛犬の行動の変化があれば、すぐに獣医師さんに相談しましょう。
犬の毛がごっそり抜ける原因はありますか?
犬の毛がごっそり抜ける、脱毛により地肌が目立つようになる原因として、どんな病気が考えられるのでしょうか。 また、病院に連れて行くタイミング、予防や対処法などを獣医師さんに伺ってみました。 犬種によって換毛期に毛が抜けるのは自然なことですが、中には何らかの病気による脱毛かもしれません。