pH値とは酸性・中性・アルカリ性、どの性質に傾いているかを示す数値で、人間の唾液が中性~弱酸性(pH = 6.8~7)なのに対し、犬の唾液はアルカリ性(pH = 8~8.5)です。
犬の口 何性?
「酸」というと、シュワシュワと物を溶かしていくイメージがあるかと思いますが、これが原因で人は虫歯になりやすいです。 これに対し、ワンちゃん・ネコちゃんの口腔内pHはアルカリ性です。 酸性の場合とは逆に唾液が石化して固まり易い環境です。 鍾乳石が成長していくイメージをしていただけると分かりやすいと思います。
お口の中は何性?
飲食前のお口の中はpH7の中性ですが、飲食を開始するとすぐに酸性に傾きます。 食事中はpHが元に戻ることはなく、歯が溶ける状態が続きます。 つまり間食が多かったり、ダラダラと飲食をしているとむし歯になりやすいということです。 飲食を終えると唾液のはたらきにより、お口の中のpHは元の中性へと戻ります。
犬 歯周病 何歳から?
犬では3歳以上の子の75%が歯周病になっていると言われています。 猫の場合ですと、ヘルペスウイルスやカリシウイルスなどの感染症が原因でもっと若いうちから歯周病になっている場合もあります。 歯石の付き方が気になりはじめるのは3、4歳からですが、歯茎のトラブルはもっと前から起こっていることが多いです。
犬 歯石取り いつから?
動物歯科の先進国アメリカ動物病院福祉協会が2013年に定めたガイドラインでは、小型犬や猫では1歳齢時、大型犬では2歳齢時に全身麻酔下にて口腔内検査とスケーリングを含めた口腔内清掃を行ってそれ以降は1年に一回の定期的な実施が推奨されています。 また検査・処置のタイミングは病態の進行具合から考える事も出来ます。