おもちゃは犬の欲求を満たすためのものでもありますが、飼い主さんとのコミュニケーションを取る道具でもあります。 用途に合わせて上手に使うことで、犬を楽しませてあげたり、おもちゃを使ってしつけやトレーニングをすることもできます。
犬のおもちゃにはどんな種類があるのでしょうか?
犬のおもちゃにはどんな種類があるのでしょうか? オーソドックスなボールやぬいぐるみから、飼い主との引っ張り合いが楽しいロープ型おもちゃ、さらには愛犬が頭を使って遊んでくれる知育おもちゃまで、実にたくさんのおもちゃが販売されています。 そんな、おもちゃの種類について松本さんに伺ってみました。
犬種に合ったおもちゃを選びますか?
体格や骨格、そのほか犬種が持つ特徴に合ったおもちゃを選ぶことが重要。 小型犬の中には骨が細い犬種も多く、過度な動きは骨折などの怪我につながるため気をつけてください。 股関節形成不全、ヘルニアなど、少しでも問題がある場合、腰に負担のかかるものやジャンプを促すおもちゃはNG に。 例えば、急旋回させる運動は腰に負担がかかります。 愛犬の状態を把握してからおもちゃを選びましょう。 目や鼻などにボタンを使っているぬいぐるみや、ビーズの飾りが付いているものなど、遊んでいる間にパーツが取れてしまうものはNG。 飼い主が気づかないうちに、取れたパーツを愛犬が飲み込む (誤飲)危険性がありますので、 おもちゃは丈夫で壊れないもの、そして、舐めても大丈夫なものを選びましょう 。
愛犬にとって心地よいおもちゃを見つけることができますか?
愛犬にとって心地よい「お気に入りのおもちゃ」を知り、 遊び方を日々観察すると愛犬の体調も見えてきます 。 例えば、おもちゃを右の歯でばかり噛んでいたら、「左の歯に何か痛みがあるのかな? 」などの気づきがあります。 普段と違う遊び方をしているときは注意して観察してみてください。 また、噛むことによって歯垢を除去する、デンタルケアができるおもちゃなら、遊びながら健康管理もできて一石二鳥です。 投げるおもちゃなどを使って屋外で走り回って遊ぶことで、運動不足が解消され心身の健康維持にも繋がるでしょう。 食べ物を使用してのしつけもありますが、食べさせてよい量には限度があるのであまり回数を重ねることができません。 そこでおもちゃの出番です。
愛犬とおもちゃで遊んでくれますか?
愛犬とおもちゃで遊んでいると自分までリラックスできて、なんだかほっこりした気分に。 大喜びでボールを咥えて帰ってくる姿はそれだけで癒されます。 犬のおもちゃは犬種や用途によっても選び方はさまざま、その上、安全にも配慮する必要があります。 本当に悩みだすときりがない…。 ですが、ピッタリのおもちゃを見つければ愛犬もきっと喜んで遊んでくれます。