犬には触れずに見守るだけにして、周囲に危険なものがあったらぶつからないように移動させておきましょう。 余裕があれば、発作が起きた日時や発作の継続時間、状況などをメモしておくとその後の対策に役立つこともあります。 発作が起こった際には、飼い主さんが落ち着いて経過を観察することが大切です。
犬のてんかん発作は、症状によってどのように分類されますか?
てんかんの症状は、症状の出方によって「全般発作」と「部分発作」という型に分類されるほか、発作の合間(発作間歇期)や発作後(後兆)などの段階によっても分けられます。 てんかん発作のあらわれ方は犬によって異なりますが、最初は突然鼻を鳴らしながらクルクルと歩き回ったり、ソワソワするなどの前兆が見られ、その後けいれんするなどのてんかん発作を数秒~2、3分程度繰り返し、回復するといったケースが多いです。 回復後は、意識がもうろうとしたり、ぐったりしたりするほか、呼吸が荒く落ち着きなく歩き回ったり、急にご飯を食べだすなどという様子が見られるでしょう。 なお、犬のてんかん発作は、症状の出方によって「全般発作」と「部分発作」という型に分類されます。
犬のてんかんには2つの原因がありますか?
犬のてんかんには大きく分けて2つの原因があるとされ、原因によって以下のように分類されます。 「特発性てんかん」とは、検査上では異常が見られないのにもかかわらず、てんかん発作を周期的に起こしてしまう病気です。 原因は明らかではないものの、遺伝的要素が強いと考えられており、音や光、ストレスなど外的刺激が引き金 となることも。
特発性てんかんを起こしやすい犬種はどれですか?
特発性てんかんよりも深刻な状態になることが多く、死にいたる危険性も高いとされています。 ビーグルやチワワ、シェットランド・シープドッグ、ゴールデン・レトリーバー、柴などの犬種は、てんかんを起こしやすいといわれています。 しかし、実際に今回のアンケートに回答してくれた飼い主さんたちの愛犬は、キャバリア・キング・チャールズ・スパニエルや秋田、ラブラドール・レトリーバーなど犬種はバラバラでした。 したがって特定の犬種だからと極端に悲観的になる必要はないでしょう。 てんかんの症状は、症状の出方によって「全般発作」と「部分発作」という型に分類されるほか、発作の合間(発作間歇期)や発作後(後兆)などの段階によっても分けられます。
犬に用いられる抗てんかん薬はどれですか?
一般的なてんかん治療は、抗てんかん薬で発作のコントロールを行う内科的治療です。 犬に用いられる主な抗てんかん薬としては、レベチラセタム、ゾニサミド、臭化カリウム、フェノバルビタール、ガバペンチン、ジアゼパムなどがあります。 どの薬が愛犬に合うかは、検査を行ったうえで獣医師と相談して決めることが大切です。