それでは、なぜ数百種類ともいわれるほどの多くの犬種が生まれたのでしょうか。 それは人が犬の能力の多様さを利用し、人の生活の役に立つようにかけ合わせることで、目的に合わせた犬種を作ってきたということにあります。
犬の種類が多いのは何故?
犬の種類の豊富さは人間との暮らしが関係している!? 犬の祖先はオオカミですが、人間と密接した暮らしによって様々な姿に変化していったとされています。 人間によって様々な役割が与えられ、その役割に適した犬を作ろうとした人間が品種改良を繰り返してきたからです。
犬はどうやってできたのか?
犬はもともと野生動物(野犬)でしたが、人が飼い慣らし、家畜化していきました。 人が犬と暮らすようになったのは、約1万5000年前ごろと言われています。 犬は人に慣れやすく、狩猟の手伝いをさせられることから家畜化したと考えられています。 日本でも、狩猟生活をしていた縄文時代の人々が犬をとても大切に扱っていました。
犬種はどのくらいいるのか?
現在、世界には非公認犬種を含めて700〜800の犬種があるといわれています。 一般社団法人ジャパンケネルクラブ(JKC)では、国際畜犬連盟(FCI)により公認された352犬種(2020年3月現在)のうち、約200犬種を登録しております。 すべての犬種には、繁殖指針とするための『犬種標準』が定められております。
どうやって 犬の種類が 増えた のか?
どうやって犬種は増えたの? 犬の祖先はオオカミです。 オオカミから現在の犬へと進化する過程で、人間の手が加わり意図的に種類を増やしていったことは事実です。 野生のオオカミが人間の残飯を目当てに人に近付いたことをきっかけに、人間との関りの中で家畜化していきました。