気温や湿度が高い環境のなかで、立ちくらみ、筋肉のこむら返り、体に力が入らない、ぐったりする、呼びかけへの反応がおかしい、けいれんがある、まっすぐに走れない・歩けない、体が熱いなどの症状がみられたときには、すぐに熱中症が疑われます。
熱中症とはどんな症状ですか?
代表的な症状としては、だるさ、吐き気、めまい、あくび、顔の火照り、筋肉痛、筋肉の硬直、頭痛、高体温、大量に汗をかく、などが挙げられる。 ぐったりして呼びかけにも反応しなくなるような意識の低下も特徴で、症状が進むと意識がまったくなくなってしまうことも。 頭痛や吐き気があれば、早急に医療機関にかかるほうがよい。
熱中症 なるとどうなる?
また、大量の汗をかいて体内の水分と塩分が不足すると、足や腕、腹などの筋肉に痛みを伴うけいれんが起こることがあります。 ほかにも、脱水症状によってだるさ、頭痛、めまい、吐き気などの症状が見られることも。 さらに症状が進むと、40度以上の高熱、意識障害、けいれん、異常行動などを起こすことがあり、この状態を熱射病といいます。
熱中症 どれくらいでなる?
熱中症は暑い環境にいることにより短時間で発症するケースがよく知られています。 しかし、暑い場所にいた当日は体調がよかったとしても体内の水分・塩分を失われたままになってしまうことで、その翌日に症状が出ることもあります。 そのため、暑い環境で大量の汗をかいた場合はしっかりと水分・塩分を補給するようにしましょう。
熱中症 どんな人がなりやすい?
寝不足や疲れがたまって体調が悪いときや、二日酔いや下痢で体内の水分が減っているときには、体温を調節する身体の仕組みが普段通りに働かないため、熱中症を起こす危険性が高くなります。 糖尿病、高血圧症、心疾患、腎不全、精神神経系の疾患、広範囲の皮膚疾患で治療を受けている人は、熱中症を発生しやすいことがわかっています。