1つは、暑さ寒さ、傷(きず)などから体を守ること。 2つめは、男性と女性のちがいを目立たせること。 3つめは、体をかざることです。 かみの毛の存在(そんざい)を考えたとき、一番当てはまるのは1つめの体を守ることではないでしょうか。
デリケートゾーン なぜ毛が生える?
人間の陰部はほぼ粘膜で覆われ、粘膜の再生能力はとても高く、傷ついてもすぐに修復されます。 とはいえ、繰り返して擦れたりする機械的刺激に対しては、皮膚ほど強くはありません。 だからこそ、周辺を毛で覆うことで保護するために、進化の過程で陰部に毛を残したと考えるのが合理的です。
なぜ毛を抜いても生えてくるのか?
毛乳頭の上の部分に「毛母細胞」というものがあり、この毛母細胞が毛乳頭から栄養をもらい、 細胞分裂することで毛が発生し成長します。 つまり、毛母細胞がある限り、いくら抜いても抜いても毛が生えてきてしまうのです。
なぜ人間の髪の毛は伸び続けるのか?
毛は、毛根の一番根元の少しふくらんだ部分でつくられています。 毛根が、長い間どんどん新しい毛をつくり続けるために、かみの毛は長くなり、たとえ切ってもまたのびてくるというわけです。 反対に、毛根が早く毛を作るのをやめてしまうと、それ以上のびませんからあまり長くはなりません。
なんで毛玉ができるの?
毛玉は、着用の繰り返しの摩擦や、洗濯時の摩擦によって生じる現象です。 その発生メカニズムは、生地の表面が摩擦などの作用を受け、繊維の先端が毛羽となり、それらが束を作り絡み合って「毛玉」を生みだします。