現在のところ認知症を完全に治す方法はありませんが、薬物療法やリハビリテーション、適切なケアを行うことによって進行を遅くしたり、症状を軽くしたりできる場合もあります。 ある程度進行を遅らせておくことができれば、家族は病状が進行した時に備えて介護体制などについて準備を進められるなど時間や気持ちに余裕が生まれます。 23 авг. 2017 г.
認知症に薬はありますか?
認知症に対して医学的に効果があると証明されているのは、現在アリセプト®、レミニール®、イクセロンパッチ®とリバスタッチ®のみです。 それ以外にも効果がある薬がある可能性はありますが、効果や安全性がはっきりしない薬を積極的にお勧めするのは難しいところです。
認知症は改善できますか?
いくつかの稀な場合※を除き、認知症を完全に治す治療法はまだありません。 しかし、病状の進行を遅らせることはできるのです。 そのため治療は、残された機能を維持しながら、不安、妄想、不眠など、日常生活の支障となる症状を軽減・改善することが目的となります。
認知症は何科に行けばいいの?
認知症の診療は、病院では精神科、脳神経内科、脳神経外科、老年科などが、それぞれの得意な検査や治療方法を生かして診療しています。 重篤な内科・外科疾患をお持ちの方は老人専門の総合医療機関(老人医療センターなど)の受診の継続もお勧めします。
認知症とはなにか?
認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。 アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。 次いで多い血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によっておきる認知症です。