実は、認知症の方の死亡原因は身体機能・認知機能の低下に伴う合併症状がほとんどです。 特に肺炎での死亡が最も多いとされています。 あるいは、転倒などの事故が直接的な死因になる場合もあります。 また、認知症の進行に伴い食事がとれなくなる方も多くいます。
認知症が進んだらどうなるの?
認知症の進行や速さは、人それぞれ 症状は8年〜10年くらいをかけて徐々に悪化していきます。 初期症状として物忘れが見られ、人や物の名前を思い出せなくなったり、置き忘れが目立つようになります。 症状が進行するとひどい物忘れや理解力の低下、問題行動などが見られ、介護なしでは日常生活を送ることが難しくなります。
レビー小体型認知症 何年生きる?
発症からの余命は、ADよりも短期で、長くて約7年と言われています。 末期には、誤嚥から生じる肺炎を繰り返し、また免疫機能の低下による他の感染症に罹患する機会が多くなります。 食事の摂取も困難となり、全身衰弱をきたし、やがて死に至ります。
認知症 どうやってなる?
脳細胞が減少・壊死することで起こる認知症は、その種類によって原因は異なる。 男性よりも女性が発症することが多いアルツハイマー型認知症は、脳にアミロイドβという特殊なたんぱく質がたまり、脳細胞が壊れて死んでしまい減っていくことで起こる。 このアミロイドβは加齢により増えやすくなるため、高齢者が発症することが多い。
アルツハイマー なぜ亡くなる?
アルツハイマー病では、脳の機能を担っている神経細胞が次第に死んでいくため、記憶障害や生活機能障害が引き起こされます。 これまでの研究から、アルツハイマー病の患者の脳内には、タウと呼ばれるタンパク質が固まりとなって蓄積し、それによって神経細胞が死んでしまうことがわかっています。