治療で進行を抑制 認知症の治療は、薬物療法と、リハビリテーションなどの非薬物療法が主体です。 いくつかの稀な場合※を除き、認知症を完全に治す治療法はまだありません。 しかし、病状の進行を遅らせることはできるのです。
認知症は治るのですか?
一方、アルツハイマー病やレビー小体型認知症、前頭側頭型認知症などは、現在のところ根本的に治す治療法はありません。 ただしアルツハイマー病は塩酸ドネペジル、ガランタミン、リバスチグミン、塩酸メマンチンという抗認知症薬で、症状の進行を半年から1年程度遅らせることができます。
認知症は何歳ぐらいから?
一般的に認知症とは、65歳以降の高齢者が発症する病気です。 認知症は高齢者がなるものというイメージがあるのも、このためです。 一方、若年性認知症は、64歳未満の若い世代が発症する認知症です。 発症平均年齢は50歳前後であるため、いわゆる「働き盛り」の方が発症するのが、高齢者の認知症と異なる特徴です。
認知症の進行を遅らせる事は出来ますか?
認知症は、早い段階で発見できれば、進行を遅らせることができ、良好な状態を保つことが可能です。 早期発見のために、まず初期症状チェックを行ってみましょう。 「同じことを何回も話す・尋ねる」「物の置き忘れが増え、よく捜し物をする」に当てはまる場合は、記憶障害が疑われます。
認知症になる原因は何ですか?
認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。 アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。 次いで多い血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によっておきる認知症です。