近年の研究の結果、アルツハイマー型認知症の発症には抗酸化物質の不足や脂肪の摂りすぎ、ミネラル不足など、食生活の偏りが大きく関係しているとわかりました。 また、脳血管性認知症は動脈硬化など脳血管の老化が大きく関係しており、これもそもそもの原因は偏った食生活にあります。
認知症 何不足?
ビタミンB12が不足すると、認知症の症状が生じることが以前から知られています。 不足が把握されないまま、認知症治療を受けているケースがありますが、血中のビタミンB12濃度を調べ、不足している場合には、これを補充すると認知症の症状が改善します。
認知症 何も食べない?
認知症の症状のひとつである失認(認知機能の低下によって目の前にあるものが何かわからなくなってしまうこと)が原因で食べ物を正しく認識できていない場合があります。 失認によって食べ物だと理解できず、食べられるものかどうか判断もできないため、食事を拒否している可能性があります。
認知症に効く食べ物はありますか?
イワシ・サンマ・サバなどの青魚を積極的に摂取することは、認知症予防に役立つといわれています。 青魚にはDHAやEPAと呼ばれる「不飽和脂肪酸」が豊富に含まれており、悪玉コレステロールを減らす働きが期待できる食材です。 DHA・EPAは上述した魚以外にも、ウナギやマグロのトロ、真鯛などにも豊富に含まれています。
認知症 低栄養 なぜ?
しかし、食事で栄養が十分に摂れていない低栄養の状態では、脳のエネルギー源となるブドウ糖が不足し、脳がエネルギー不足の状態になってしまいます。 この脳のエネルギー不足が、認知機能低下の原因のひとつと考えられています。