高齢化の進展とともに、認知症患者数も増加しています。 「日本における認知症の高齢者人口の将来推計に関する研究」の推計では、2020年の65歳以上の高齢者の認知症有病率は16.7%、約602万人となっており、6人に1人程度が認知症有病者と言えます。
認知症は何歳ぐらいからなるの?
認知症予防は何歳から始めるべき? 一般に、「脳の老化は40代後半から始まる」と言われています。 実際に、うっかりミスが多くなったり、もの忘れを自覚するのはそれくらいの年齢が多いようです。 認知症の発症リスクを抑えるなら、早いうちから対策をとっておくのがいいでしょう。
認知症 何年生きる?
認知症の発症後の生存期間は平均5年~12年 しかし、あくまでも平均の期間であり、10年以上生存するケースもあります。 例えば、日本の久山町研究では、診断からの10年生存率はアルツハイマー病で18.9%、血管性認知症で13.2%、レビー小体型認知症では2.2%となっています※2。
認知症が進むと最後はどうなる?
認知症末期になると認知機能の低下に加え、自発性や意欲の著しい低下がみられます。 たとえば「ごはんを食べていない」と思っても、それを訴えることすら困難です。 記憶力や判断力はますます低下し、家族の顔や名前を認識できなくなります。 感情もあらわれにくくなり「話しかけても反応しない」ことも多くなるでしょう。
認知症 何人に一人 2025年?
2025年高齢者5人に1人が認知症 平成29年度高齢者白書によると、2012年は認知症患者数が約460万人、高齢者人口の15%という割合だったものが2025年には5人に1人、20%が認知症になるという推計もあります。