「認知症」とは老いにともなう病気の一つです。 さまざまな原因で脳の細胞が死ぬ、または働きが悪くなることによって、記憶・判断力の障害などが起こり、意識障害はないものの社会生活や対人関係に支障が出ている状態(およそ6か月以上継続)をいいます。 我が国では高齢化の進展とともに、認知症の人数も増加しています。
認知症ってどんな病気ですか?
認知症は、脳の病気や障害など様々な原因により、認知機能が低下し、日常生活全般に支障が出てくる状態をいいます。 アルツハイマー型認知症は、認知症の中で最も多く、脳神経が変性して脳の一部が萎縮していく過程でおきる認知症です。 次いで多い血管性認知症は、脳梗塞や脳出血などの脳血管障害によっておきる認知症です。
認知症は何科ですか?
3. 認知症を起こす病気 認知症を引き起こす病気を大きく分けると、脳の神経細胞が機能低下していく「神経変性疾患」、脳の血管の病気が原因である「脳血管性認知症」、「その他の原因」の3つに分類されます。 神経変性疾患による認知症の中では、アルツハイマー型認知症がその代表疾患で最も多い疾患です。
認知症になるのはなぜ?
老化とともに脳内に特殊な異常タンパク質が増加、蓄積し、それが脳細胞にダメージを与えることによって発症すると考えられています。 (異常タンパク質が増える原因については分かっていません)一般的に「認知症=高齢者がかかるもの」と認識されているのは、これが原因となるケースが最も多いためです。
認知症は、どんなひと?
認知症にかかりやすい人とは一体どのような性格を持った人なのでしょうか。 一般的に「怒りやすい・短気な人」「小さなことを気にすぎてしまう人」「協調性のない人」は認知症にかかるリスクが高いと言われています。