3 янв. 2016 г. · RSウイルス(respiratory syncytial virus)はパラミクソウイルス科に属するRNAウイルスの一種で、A型とB型の2つの型に分類されますが、重症化には差が .
RSウイルスの症状はありますか?
RSウイルスの症状……感染で起こる細気管支炎 1歳ぐらいまでの小さな子ども、特に、早く生まれた低出生体重児や心臓に病気を持っている子どもの場合、細気管支炎につながって呼吸がしにくくなる呼吸困難を起こす可能性があり、重症化しやすいです。
RSウイルス感染症の死亡率はどのくらいですか?
平成24年の人口動態統計によると、日本国内でもRSウイルス感染症による死亡数は、2008~2012年の5年間で、年平均31.4人(28~36人)と報告されています。 RSウイルスは重篤な症状を引き起こす可能性のあります。 甘く考えず、慎重に対処しましょう。
RSウイルスは呼吸器に感染しますか?
RSウイルスのRSは「Respiratory Syncytial(=呼吸器の合胞体)」の略。 ウイルスが感染すると、呼吸器の細胞が合わさって1つになるため、そう名づけられました。 少し長い名前ですが、「パラミクソウイルス科ニューモウイルス属」のウイルスで、麻疹ウイルスなどと同じ種類でメタニューモウイルスに似ています。 ノドや気管支などの呼吸器に感染します。
RSウイルス感染症のピークはいつですか?
RSウイルス感染症のピークは、例年11月以降の冬期です。 夏場はRSウイルス感染症の報告が少なかったのですが、厚生労働省の「RSウイルス感染症Q&A(平成26年12月26日)」によると、2011年以降、7月頃から夏場の報告数も増加傾向にあります。 治療法は? RSウイルス感染症に効く薬や注射など、特効薬はありません。 症状をやわらげるための治療を行います。 通常RSウイルス感染症に感染してから4~6日間、長い人では8日間くらいの潜伏期間があります。 初期症状としては、発熱・鼻水などが続きます。 発症後、咳がひどくなる、喘鳴が出る、呼吸困難になるなどの症状が出現し、重篤化すると細気管支炎、肺炎になることもあります。 東京都八王子市・金井内科医院 院長。