このように、褥瘡は、仙骨部、尾骨部、大転子部、踵骨部にできやすいということがわかります。 図7 褥瘡の好発部位. 図7 褥瘡の好発部位. 「Part1 褥瘡はどうしてできる?
褥瘡は何日で出来るか?
褥瘡が発症すると約1週間から3週間までの間は急激に創部が変化するので、急性期褥瘡と呼びます。 この時期は皮膚の赤み(発赤)が持続したり、腫れたり(浮腫)、水ぶくれ(水疱)ができたり、表皮が剥がれたり(びらん)します。
褥瘡は何時間でできる?
時間間隔 基本的に2時間を超えない範囲で行います(注2)。 ただし褥瘡予防マット(体圧分散寝具)の種類や骨の突き出し具合によって個人差はあります。 粘弾性フォームマットレスや上敷二層式エアマットレスなどを使用する場合、体位変換の間隔は4時間を超えない範囲で行ってもよいとされています(注3)。
褥瘡は何科に行けばいいか?
「お尻に褥瘡ができてしまった」、「脚のきずが1カ月経っても治らない」等、お困りの方は形成外科の受診をお勧めします。
褥瘡はどんな人がなりやすいのか?
自分で体位変換ができず長期間寝たきりで、栄養状態が悪い、皮膚が弱くなっている(高齢者、排泄物や汗により皮膚のふやけがある、むくみが強い、抗がん剤やステロイドなど薬の副作用で免疫力が低くなっている)人が、圧迫だけでなく摩擦やずれなどの刺激が繰り返されている場合は褥瘡になりやすいといえます。