「乾いた咳」「喉がイガイガ」「痰が喉にひっつく感じ」などがあると、アトピー咳嗽(がいそう)が疑われます。 咳喘息と同じく、乾いた咳が継続して続きます。 咳喘息との違いは、アレルギー性鼻炎や花粉症などももっている等アレルギーとの関与が大きいことです。 気道の炎症によって咳の反射が過敏になって起こります。
喉がイガイガするのはどうして?
のどは食べ物や飲み物、空気の通り道です。 外からのものを直接取り入れる窓口になるため、食べ物や空気とともに病原体となる細菌やウイルスが侵入しやすい場所でもあります。 疲れなどによって、のどの抵抗力が低くなると、のどに細菌が感染することでイガイガするなどの違和感を感じ、のどが痛くなります。
痰が絡む時何科?
なかなか治らない患者さんは一度、のど・鼻を診る耳鼻咽喉科を受診することをおすすめします。 口の中からのどの奥、気管支まで粘膜の状態を詳しく診てもらい、また鼻もあわせてチェックを受け、しっかり治療してもらうとほとんどの方は良くなります。
咳が何年も続く?
長引くせきの原因として最も多い「せきぜんそく」とは、1~2カ月以上、長い人では1年以上も、「コン、コン」というカラせきが続く病気です。 ぜんそくと同じアレルギー性の病気で、室内外の温度差、タバコの煙、ホコリやダニなどのハウスダストが刺激になって、気管支が炎症を起こし、せき込みやすくなります。
喘息 夕方 なぜ?
自律神経とホルモンの働きが活動的になる昼間は、気管支が拡張され空気がよく通ります。 逆に夜は、副交感神経の働きが優位になり、抗炎症作用のある内因性ステロイド※が減るため、気管支が狭くなり、咳が出やすくなると考えられています。 また夜間や明け方は気温が低下し、気道を刺激しやすくなり、咳症状も出やすくなります。