上顎前方けん引装置の治療期間 8,9歳頃までがこの装置の使用期間になります。 上あごの成長はそのころになるとスローペースになります。 成長を引き出しても反応が悪くなり、装置の効果がほとんどなくなってきます。
上顎前方牽引装置 何歳?
7才くらいからは、取り外しが可能な「上顎前方牽引装置(じょうがくぜんぽうけんいんそうち)」で上あごを前方に成長させ、同時に下あごの成長を抑制する受け口治療を行います。 装着するのは1日10時間程度、夜間寝ている時間だけです。 10才以下なら上あごの成長が残っているので効果が高いです。
上顎前方牽引装置 いつまで?
骨格性反対咬合の治療に絶大な効果のある「上顎前方牽引装置」。 基本的に上顎骨の発育能力がある成長期にしか使えません。 女子の場合は10歳まで、男子の場合は12歳までが目安となり、低年齢で始めた方が弱い力、短い期間で治ります。 骨格性の反対咬合の場合、3〜4歳くらいからこの装置で治療を始めることもあります。
上顎拡大装置 何歳から?
歯並びの改善のための拡大を始めるのにいい時期は6歳くらいと言えるでしょう。 また、反対の噛み合わせの子はもう少し早めの4歳ぐらいが良いでしょう。 まずは発育が遅れているあごの大きさを取りもどすのです。
チンキャップ 何歳まで?
チンキャップ 上あごの成長は11才までには終了しますが、この時点ではまだ下あごの成長は残っていると考えられます。 11才を過ぎた子どもさんの場合には、チンキャップという下あごの成長抑制装置を使うこともあります。 1日10時間程度装着していただくことで下あごが前に出ないように下あごの成長を抑制します。