上咽頭がんの発生する要因として、EBウイルス(エプスタインバールウイルス)が関連するといわれています。 また、上咽頭がんの発生頻度は日本ではまれですが、中国南部や東南アジアでは高く、これらの地域で伝統的に食べられている塩蔵魚の摂取のほか、飲酒や喫煙が、上咽頭がんになる可能性を高めると考えられています。
咽頭癌 なぜ?
咽頭がんは50歳代以降でかかることが多い病気です。 中咽頭がん・下咽頭がんは飲酒や喫煙の習慣が原因となります。 飲酒により顔が赤くなる“フラッシャー”と呼ばれる体質の人が長期的に大量の飲酒を続けると、特にかかりやすいといわれています。 また、中咽頭がんの一部はヒトパピローマウイルス(HPV)への感染が関与しています。
上咽頭がん 何科?
前述のような症状で耳鼻咽喉科・眼科などを受診されて、上咽頭がんが見つかったという例がほとんどです。 そのような症状が自覚されれば、かかりつけの耳鼻咽喉科に相談なさるのがよいでしょう。 ファイバースコープ検査により腫瘍が確認されることが多く、ファイバー下に生検が必要です。 画像診断は、MRI、CTが有用です。
咽頭癌とはどういう病気ですか?
咽頭がんとは 咽頭にできるがんで、できた部位により上咽頭がん、中咽頭がん、下咽頭がんに分けられます。 咽頭がんの発症要因は過度の飲酒、喫煙です。 さらに上咽頭がんについてはEBウイルスの感染、中咽頭がんについてはパピローマウイルス(HPV)の感染の関与が言われています。
上咽頭がん どこ?
上咽頭がんは、鼻腔の奥、軟口蓋の上からのどの上部に発生したがんです。 しばしば首にしこりができ、患者は耳に詰まったような感覚や痛みを感じたり、難聴になったりすることがあります。 診断には生検が必要で、がんの広がりを調べるために画像検査が行われます。