大雑把に言うと、生理食塩水と5%ぶどう糖液をブレンドして作成したのが、いわゆる1号液〜4号液です。 生理食塩水の割合が大きい1号液は電解質補給効果が大きく、5%ぶどう糖の割合が大きくなるにつれて、水分補給効果が大きくなります。
1号液 いつ使う?
1号液:カリウムを含まないので、カリウムを投与したくない患者さんに使い、開始液と呼ばれます。 また高カリウムを伴う脱水、電解質の初期補給に用いられます。 2号液:脱水補給液ともいわれ、ナトリウムとともにカリウムも投与したい脱水時に使われます。
輸液療法 何mL?
また,一般に注 入量が 50 mL 未満のものを注射液,注入量が 50 mL 以上のものを輸液として区分し ている。 したがって,皮下注射や筋肉内注射と同様に静脈内への注入であっても薬 液が 50 mL 未満の場合には静脈注射と称し,50 mL 以上の薬液を注入する場合を輸 液あるいは輸液療法*1 とよぶ。
維持液 何号?
3号液(維持液)の考え方 3号液は、尿や不感蒸せつなどから毎日失われる水分と電解質を補給する輸液です。 水分や電解質は、からだの中に余分な量を蓄えることができないため、毎日補給する必要があります。
5 ブドウ糖液 何に使う?
用途としては、細胞外液に水分と電解質を補給したい場合や、出血、ショック、熱傷、手術などのときに細胞外液を補給するために選択されるほか、大量嘔吐や糖尿病性昏睡の脱水補正を目的に投与されることもあります。