生理のたびに生理痛を経験している人が約30%、ときどきある人まで含めると、80%以上の人が生理痛を経験しています。 年齢別にみると、「生理のたびに生理痛がある」人は若い女性ほど多く、20代では約半数ですが、40代後半では約20%でした。
生理痛の痛みはどのくらい?
生理痛がある期間が1日以上ある人は7割近く、そのうち2日間が約3割ともっとも多い回答に。 3日や4日も続くようでは、日常生活にも支障が出てしまいそう。 生理痛は病気が隠れている可能性もあるので、ガマンできないほどの生理痛がある人、自分の生理が正常なのか判断が付かない人は、婦人科を受診することをおすすめ。
陣痛は生理痛の何倍?
産婦さんのコメントで比較的わかりやすい表現は、「生理痛の100倍くらいの痛み」、「お腹の中を刃物でグルグルかき回されているような痛み」、「ハンマーで殴られて腰が砕けるような痛み」、「気が遠くなるような痛み」、「この世の終わりかと思うような痛み」などです。
生理痛の時は何科に行けばいいの?
生理痛がひどい場合は、婦人科を受診しましょう。
生理痛なぜ個人差がある?
生理痛の個人差がなぜ起こるのかというと、 「個人の痛みに対する閾値が異なるから」だそうです。 痛みに対する閾値に個人差がある、というのはプロスタグランジンの量や、 子宮内膜症などの病気の有無によっても痛みの度合いに差が出るということ。
生理痛はいつから?
個人差はありますが、生理痛は、生理の始まる前日から生理2日目、3日目に起こりやすいです。 多少の痛みは生理的な現象といえますが、生理痛によって家事や仕事を休んでしまうなど、日常生活に支障を来す痛みになると、「月経困難症」という病気の領域になってしまいます。
生理痛って何?
生理の直前から生理中にかけて子宮が収縮するために起きる、下腹部や腰の痛みのことを言いますが、頭痛、胃痛、吐き気、めまい、腸蠕動痛・下痢などを伴うこともあります。 いずれの症状も、子宮の中(内膜)から放出されるプロスタグランディンという物質が、いろいろな臓器の平滑筋という筋肉を収縮させることが、主な原因です。