食道神経症では、食道は正常であるにも関わらず、常に食道の違和感や存在感、あるいは胸痛を感じるなどの症状が見られます。 具体的な例としては、「食道にものがつかえている。」 「食物がのどにつかえている」「ものが飲みこめない。」 「胸の中が圧迫されるような痛み。」
食道に何か詰まった感じがする?
胃酸が食道に逆流して、胸が詰まるような感じや痛みが生じる状態です。 食道粘膜が荒れてただれる場合もあります。 胃酸の逆流が長期間続くことで、重度の食道炎を発症する可能性があります。 食べた物が消化されずに食道や胃に停滞したり、食道に胃酸が逆流することで生じる不快感によって、胸に違和感が出ると考えられています。
逆流性食道炎はどんな症状がある?
胸が焼ける感じ、酸っぱいものが上がってくる、食後に胸やみぞおちのあたりが痛い、というのが主な症状です。 その他の症状として、のどの違和感、声のかすれ、慢性の咳(肺や心臓に異常がないのに咳が続く)などがあり、これらは主に寝ているときに胃液がのどのあたりまで逆流してくることにより起こる症状です。
食道炎 どれくらいで治る?
症状から逆流性食道炎を診断し、胃酸の分泌を抑える薬を内服し、2~4週間後に治療効果をみるという方法です。 問題点として、同様の症状を起こす他の病気(胃潰瘍や胃がん、食道がんなど)であった場合でも症状が一時的には改善し、診断が遅くなる場合があります。
逆流性食道炎を放っておくとどうなる?
逆流性食道炎を放置すると・・ 胃酸の逆流が長期に続くと、バレット食道という病態を引き起こします。 バレット食道は、特殊な食道がん(バレット腺がん)の発生母地となり、食道がんのリスクが高まります。 また、食道粘膜障害が強くなると、食道狭窄を引き起こし、食べ物が通りにくくなってしまうことがあります。