一般的に、人間の噛む力の強さは、自分の体重程度の力と言われておりますが、無意識下で歯ぎしりをしている時にかかる力は、人によってはなんと、1トン以上になる方もいるといわれております。 そのような巨大な力で毎日歯をすり合わせていては、歯や顎に過度の負担がかかり、痛みが出たり歯が割れるといった症状がでてしまうのも当然。
歯ぎしり どのくらいの力?
そして睡眠時の咬合力は1日の中でも1番強く、夜間の歯ぎしり(起床前の約3時間に多く発生します。 入眠時よりも覚醒時)では、顎骨に500㎏〜1000㎏荷重がかかり歯牙単位では、250㎏の荷重がかかると言われています。 起きている時は噛まないように意識できても、寝ている時に噛まないように意識するのは不可能に近いです。
噛む力 何トン?
そんなお口の中の家を守るために必要なのが「噛む力のコントロール」です。 柔らかいもので30キログラム、硬いものだと60キログラムだといわれています。 歯にかかる負担の大きさにびっくりされることと思います。 さらに歯ぎしりはその倍の力がかかっています。
歯の力 何キロ?
人間の噛む力(咬合力)ってどのくらいあると思いますか? 思いっきり歯を噛みしめた時、人間は約70㎏の咬合力だといいます。 日常的に食事をとる時の咬合力は、男性で60㎏、女性で40㎏ぐらいです。
食いしばり 何キロ?
睡眠中の「食いしばり」は、食事をしているときの約3倍以上の力(約100キロ以上もの強い力)がかかっています。
歯ぎしり 何倍?
歯ぎしり・食いしばりの際に歯にかかる負荷は、自分の体重の2倍〜5倍とされています。 体重が40kgでも80〜200kg、70kgなら140〜350kgです。 一般的に食事の際の噛む力は10kg程度とされています。
歯を噛み締める なぜ?
噛み合わせ・骨格の問題で顎筋肉の緊張のバランスが崩れると、寝ているときに食いしばってしまう場合があります。 噛み合わせ・骨格の問題は、歯並びの悪さ、虫歯の放置、詰め物の欠損などで起こりやすいです。 また、歯が抜けたまま義歯をつけないでいることで、噛み合わせに異常が出る人もいます。
歯ぎしりって何?
歯ぎしりの原因としてもっとも多いとされるのが「ストレス」です。 睡眠中に無意識に歯ぎしりや、食いしばりをしたりすることでストレスを解消していると考えられています。 すべてのストレスから解放されることはできませんが、歯が摩耗したり歯茎に悪影響が出てしまったりするほどの歯ぎしりは、すぐに改善しなければなりません。