湿疹・皮膚炎でかゆみが起こるメカニズム 肌が乾燥したり、炎症を起こしたりすると、肌のなかではヒスタミンやサブスタンスPなどの「かゆみ物質」が放出されます。神経線維の末端がこの刺激を受け取り、脳へ情報を伝えることで、脳が「かゆみ」として認識するというメカニズムです。
アトピー性皮膚炎 なぜ痒くなる?
アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患のひとつで、ダニ・ハウスダスト・食物などアレルギーの原因となる物質(アレルゲン)が、皮膚の内部に侵入し、炎症やかゆみを引き起こしているものと考えられます。
アトピー どうしても痒い時?
体が温まるとかゆみが強くなるので、逆にかゆみが我慢できなくなった時の対処法は、「冷やす」ことです。 アトピー性皮膚炎の症状が安定していない時は、シャワーの温度をぬるめに設定したり、湯船につからずシャワーだけにするといった工夫をするだけで、お風呂上がりのかゆみが減ることがあります。
痒み なんのため?
かゆみは、「引っ掻きたくなるような不快な感覚」と定義されますが、実は、かゆみは体(カラダ)を守る防衛反応のひとつなのです。 皮膚に異物が付いた際に、かゆみを感じることによって、異常が起きている場所を私たちに知らせ、その異物を掻いて取り除こうとする行動を起こすことから、かゆみは一種の生体防御反応であると考えられています。
手湿疹 なぜかゆい?
ところが、手のひらは皮脂を分泌する皮脂腺がなく、その代わりに皮膚表面の角質層が厚くなっていることで手を保護しています。 しかし、度重なる水仕事やさまざまな摩擦や刺激によって厚い角質層もバリア機能が低下してしまいます。 その結果、カサカサしてかゆみを生じ、ひどくなると炎症やひび割れが起こりやすくなってしまいます。