横隔膜のけいれんに連動して声帯の筋肉が収縮し、狭くなった声帯を急激に吐く息が通るために一定間隔で「ヒック」と発音する現象が起きます。 横隔膜のけいれんは、横隔膜周辺の組織が刺激されることが原因ですが、特別な理由がなくても発症し、健康な人でも起こります。 短時間発生する急性のしゃっくりは基礎疾患がないことがほとんどで、食べ過ぎ・飲み過ぎや炭酸飲料などによる刺激によって発生する場合が多く見られます。慢性や難治性のしゃっくりの場合、延髄の呼吸中枢付近の障害や脳の疾患、咽頭や消化器、呼吸器などの炎症や腫瘍など、多種の疾患が原因となり得ます。また、アルコール摂取やある種の薬剤摂取によっても誘発されることがあります。
しゃっくりを止めるにはどうしたらいい?
しゃっくりを止めたい時は「息を深く吸い込む」のと「息をゆっくり吐き出す」のがポイントです。 息を吸う時間の目安は約10秒、ゆっくり限界まで息を吸い込んで、10~15秒息を止め、また10秒かけてゆっくり息を吐き出す…という事をしていると、自然としゃっくりが止まっているようです。
しゃっくり 受診 何科?
長く続くしゃっくりの原因は色々考えられますが、まずは近くの内科やかかりつけの病院へご相談ください。
しゃっくり 何回も出る 子供?
子どもの場合、しゃっくりの原因となる大きな病気はありませんが、もしも、24時間以上1回も止まらずにずっとしゃっくりをし続けるようなことがあれば、念のためかかりつけ医を受診してください。
しゃっくりの原因は何ですか?
末梢性しゃっくり は、 中枢神経から伸びている末梢神経と呼ばれる細かな神経が刺激される ことによって引き起こされます。 このしゃっくりは、喘息や肺炎といった肺の病気が隠れていることがあるため注意が必要です。 横隔膜刺激性しゃっくり は 横隔膜が刺激される ことによって引き起こされます。 主に、横隔膜の疾患が原因となっていることで起こり、胃がんや十二指腸潰瘍、胃炎、食道がん、また、腎臓の病気によっても引き起こされることがあります。 このしゃっくりでは消化器系の病気に注意が必要です。 消火器刺激性しゃっくり は、普段起こるしゃっくりの原因の中でも多く、 主に消化器官にストレスなどがかかる ことで引き起こされます。
しゃっくりを止めるにはどうしたらいいの?
迷走神経を刺激することは、しゃっくりを止める効果があります。 迷走神経とは腹部まで達する脳神経。 内臓の働きに大きく関与しています。 この迷走神経を刺激するには、両耳の穴に指を入れて30秒〜60秒押さえ続けます。
しゃっくりを早く直したい!どうしたらいいの?
しゃっくりを早く直したいときは、冷たい水を飲んだり、息をすってしばらく止めるといいといわれています。 しゃっくりがでたらためしてみてください。 今のところ食道や胃に加わる何らかの刺激が横隔膜のけいれんを誘発するのだろうと言われていますが、正確なことは全くわかっていません。