術後、排尿障害が見られたとき、回復までの期間は、1ヶ月以内、数ヶ月、1年以上とさまざまです。 手術後、残尿量を測定し、膀胱内に一定以上の量が残っていれば、膀胱訓練や、管を使って排尿する方法などの指導があります。 排尿は、半ば習慣化した行為であり、言い出しにくい内容でもあります。
前立腺癌 排尿障害 いつから?
前立腺肥大症よりもやや早い50歳ごろから発生するようになり、初期には症状がありません。
排尿障害 つづくとどうなる?
排尿困難が続くとおしっこが膀胱に残る(残尿と言いますが)ようになり、重症になりますと腎臓の機能が悪くなったり、残尿に細菌感染が起こり厄介な状態になりますので早めに病院に行きましょう。 また過度の飲酒、ある種の薬剤により尿が詰まる事が良くあります。
前立腺癌術後の排尿障害は?
前立腺全摘除術や放射線療法の際に、前立腺の周囲の神経や筋肉が傷つくことがあります。 排尿コントロールは、尿道括約筋や骨盤底筋などによって行われていますが、これらが傷害されると、尿道がきちんと閉まらなくなるため、尿漏れが起こることになります。 尿漏れの改善には、骨盤底筋を強化する「骨盤底筋体操」が有効です。
子宮頸がん 排尿障害 なぜ?
婦人科がん術後の排尿障害は、子宮頸がんなどに行われる広汎子宮全摘出術後に起こります。 この術式は、がんが浸潤しやすい靭帯(基靭帯、直腸腟靭帯・膀胱子宮靭帯)まで広範囲に切除するため、膀胱や直腸の動きを調節している骨盤神経叢にダメージが加わり、排尿障害の原因となります。