捨てられたり、迷子になってしまったペットたちは、地域の保健所によって保護・回収され、動物愛護センターなどに集められます。 そして、一定の期間はシェルターの中で飼い主さんが迎えに来てくるのを待ちます。 しかし、期間を過ぎても飼い主さんが迎えに来てくれなかった子たちは、殺処分という運命をたどることになります。
犬猫の無責任な飼育放棄は減少したのですか?
犬猫の無責任な飼育放棄を保健所側が拒否、指導することができるようになり、 保健所の収容数を減らすことが可能になった為に、結果として殺処分される犬猫の数は減少した と言えます。 また、それぞれの自治体の努力によって、 犬猫が新しい里親へ譲渡される機会が多くなった こともあるでしょう。
飼育放棄されたペットは後を絶ちませんか?
飼育放棄されたペットのほとんどは、飼い主自らの意思で 保健所や動物愛護センター に持ち込まれています。 どのような事情であれ、ペットの飼育を途中で放棄するというのはあってはならないことです。 それにもかかわらず、保健所や動物愛護センターなどの行政機関に丸投げされるペットが後を絶ちません。 一度行政に持ち込まれたペットは、その半数以上が殺処分されます。
飼えなくなり捨てられた犬や猫はどれですか?
上記のような飼えなくなり捨てられたペット達は保健所で保護されますが、その後の運命は様々です。 「85,897」これは昨年度に保健所に引き取られた犬や猫の総数です。 保健所に引き取られた数の8割は所有者不明で、飼育放棄や野良で保護された犬や、生まれて数ヶ月(1ヶ月~2ヶ月)の子猫が多いです。
飼育放棄自体はあってはならない問題ですか?
飼育放棄自体あってはならない問題ですが、飼育放棄されたペットのその後としてあってはならないのが 殺処分 です。 飼い主の自分勝手な言い分で行政に持ち込まれたペットは、そのほとんどが殺処分されるという運命をたどっています。 ペットを行政に引き渡すということはペットを殺処分するということと同じ意味だと考えるべきです。 安易な気持ちでペットの飼育放棄をするのは、ペットの殺処分に加担しているのと全く同じことだといえるのです。 ペットを飼育放棄するような人の気持ちは到底理解しがたいものです。 そもそもどうして大切なペットに対してそのように非情なことができるのでしょうか? 飼育放棄の原因 には、飼い主の自分勝手な理由のほか高齢化社会ならではの問題があるようです。