ステロイドの長期使用が原因で発生する皮膚障害 ステロイドを長期にわたって使用していると、皮膚が菲薄化して毛細血管を保護する組織が脆弱となり、皮膚が少し圧迫されただけで毛細血管壁が破壊されて皮下出血や紫斑を生じたり(図1)、皮膚が少し伸展しただけで裂創などの二次的皮膚損傷が生じやすくなります(図2)。
紫斑 はなぜできる?
紫斑病とは、皮膚の内出血によりあざが出やすくなる病気です。 原因は、血管の炎症によるものとそれ以外の大きく2つに分けられます。 血管の炎症による紫斑病は“アレルギー性紫斑病(IgA血管炎)”と呼ばれます。 それ以外の紫斑病の原因は多岐にわたり、血液を固める血小板や凝固因子などの異常、加齢などが挙げられます。
紫斑 大人 何科?
紫斑病の疑いがあるときは、まずは皮膚科を受診しましょう。
ステロイド なぜ皮膚が薄くなる?
A1: ステロイド外用薬は皮膚の血管を収縮させるので、塗るとお肌は白くなりますし、長く塗り続けると薄くなってきます。 皮膚が黒くなったり厚くなったりするのはステロイドの副作用ではなく、アトピー性皮膚炎の治療が長年中途半端であったり全く治療しなかった場合に見られる現象です。
紫斑病ってどんな病気?
紫斑病とは、血管炎を引き起こす病気の総称です。 発症者の約9割が3~10歳で、子供を中心に発症する傾向がありますが、大人が発症した場合は、腎炎などの合併症を引き起こすことが多いです。