前頭葉がストレッサーをストレスと判断すると、ストレスから身体を守るために、視床下部から自律神経系(交感神経)と内分泌系を経由して、臓器や器官に指示を出しますが、長い間、過度なストレスを受けると、自律神経系(交感神経)や内分泌系、免疫系にまで影響を及ぼし、ホメオスタシス(恒常性の維持機能)が壊れてしまいます。
ストレスを抱えすぎるとどうなる?
ストレスが溜まりすぎると、自律神経の働きやホルモンバランスに悪影響が及びます。 「自律神経」は体全体の機能を調節する役割があります。 そのため、自律神経が乱れると免疫力が低下して病気がちになったり、気分が落ち込みやすくなったりします。 また、ホルモンバランスの乱れによって、生理不順が起こる女性もいます。
ストレス 何が起こる?
ストレスを感じると、身体的症状だけではなく精神的症状も多く出現します。 ストレスが自律神経を刺激し、その働きが乱れることで、憂うつ感などが生まれます。 特徴は、何をしても気分が晴れなかったり、行動するのが億劫になったりなどの症状が現れます。 この症状が悪化することにより、うつ病などに繋がっていきます。
ストレスを感じるのはどこ?
ストレスは、脳で快・不快を感じ取ります。 脳の中にある、大脳辺縁系の篇桃体です。 ここでは、心地よい刺激に反応する細胞と不快な刺激に反応する細胞が存在します。 ここで不快刺激に反応する細胞によりストレス状態となります。
ストレスを感じてしまうのはなぜ?
ストレスの原因 そもそもストレスとは、外部から刺激を受けたときに生じる緊張状態のことです。 外部からの刺激には、天候や騒音などの環境的要因、病気や睡眠不足などの身体的要因、不安や悩みなど心理的な要因、そして人間関係がうまくいかない、仕事が忙しいなどの社会的要因があります。