たばこを吸う人を、喫煙指数(吸いはじめてからの年数×一日に吸う本数)によって分けると、 たばこを吸わない人に比べて、喫煙指数が増えるほど肺がんに発生率が増加していました。 喫煙指数が1200をこえる 人では、吸わない人に比べて6.4倍肺がんになりやすいという結果でした。
タバコを吸わなくても肺がんになりますか?
たばこを吸う人に多く発症するがんで、喫煙者は非喫煙者の5倍かかりやすいといわれています。 ただし、肺がんの種類によっては、非喫煙者にも起こることが多いものもあります。 肺がんは無症状で早く進行する場合もありますが、早期に発見できれば手術で治る可能性も高くなっています。
タバコを吸うとなぜガンになる?
喫煙による発がんメカニズムとしては、タバコ煙に含まれるベンゾピレンなどの発がん物質がDNAと共有結合してDNA付加体を形成してDNA複製の際に遺伝子変異を引き起こすことが蓄積してゆくと考えられているが、タバコ煙の発がん物質の分解にかかわる酵素活性の遺伝子的要因が指摘されている。
タバコ 肺がんリスク 何倍?
たばこを吸うと肺がんにかかるリスクが、男性は約4.8倍、女性は約3.9倍に増加します。 喫煙年数や喫煙本数が多いほどリスクが高くなり、禁煙を続けるほどリスクは徐々に低下していきます。 また、受動喫煙※によっても、肺がんのリスクは約1.3倍に増加します。 非喫煙者でも肺がんの原因として決して見過ごすことは出来ません。
なぜ肺がんになるのか?
【原因と発病】 肺がんの原因の70%はタバコですが、その他に受動喫煙、環境、食生活、放射線、薬品が挙げられます。 タバコには約60種類の発がん物質が含まれており、肺や気管支が繰り返し発がん物質にさらされることにより細胞に遺伝子変異が起こり、この遺伝子変異が積み重なるとがんになります。