「 嚥下 えんげ 」とは、食べ物を飲み込み、口から胃へと運ぶ一連の動作のことをいいます。 嚥下がスムーズに行われるためには、多くの器官の筋肉や神経などが連携してはたらいてます 1)2)。
嚥下障害の原因は何？
舌での押しつぶし、咀嚼力の低下や食物を飲み込みやすい形にまとめる機能の低下（食塊形成不全）、歯が弱る、残存歯数、義歯の不具合などにより起こります。 合併疾患、特に多く薬剤を服用していると副作用で嚥下が障害されることがあります。
食べ物が気管に入ったらどうなる？
うまく飲み込めずに、食べ物が気管や肺に入ってしまうと（誤嚥：ごえん）、窒息や肺炎を起こすことがあるので、大変危険です。
嚥下反射 何秒？
咽頭期は嚥下反射そのものであり、食べ物を咽頭から食道へ運ぶ段階です。 咽頭通過は約0.5秒以内と一瞬ですが、摂食嚥下のメカニズムの中でも「誤嚥」が起きる段階であり、まさに嚥下のポイントといえます。
誤嚥とはどういう意味？
「むせる」とは、食べ物や唾液（だえき：つばのこと）が、食道ではなく隣の気管に入ることで、気管が刺激され咳がでることをいいます。 また飲食物が気管に入ることを、医学用語では「誤嚥（ごえん）」と言います。
