風邪をひいて、咳と痰の症状だけが長く残ってしまうことがあります。 . 治療を受けても咳や痰といった症状がすぐに消えるわけではないため、痰が絡んでつらい、咳が .
痰が絡まない乾いた咳はありますか?
痰が絡まない乾いた咳は「コンコン」「ケンケン」という音で、急性気管支炎やマイコプラズマ肺炎、喘息の前段階と考えられる咳喘息の時に出ます。 健康な人でも、急に冷たい空気を吸った時や強い香りにむせた時などに、乾いた咳が出ることがあります。 痰が絡んだ湿った咳は「ゴホゴホ」「ゲホゲホ」という濁った音がします。 タバコを吸う習慣のある人に多い病気であるCOPD(慢性閉塞性肺疾患)のほか、喘息や肺気腫、気管支拡張症、肺結核などにかかった時などに出ます。
慢性的に痰がらみの咳が続いていますか?
慢性的に痰がらみの咳が続いている場合は、COPD(慢性閉塞性肺疾患)の可能性が高いです。 COPDを発症すると、慢性的に咳や痰の症状が続きます。 喫煙や排気ガス、遺伝的な要因で発症します。
咳や痰は粘り気強くなってきますか?
風邪による咳や痰なら放っておいても1週間程度でよくなってきますが、それ以上続く場合は、別の病気を疑います。 健康な人の痰はサラサラしていますが、ウイルスや細菌に感染した人や、汚れた空気や有害物質を吸い込み続けている人の痰は粘り気が強くなってきます。
痰が絡みやすくなりますか?
痰が絡みやすいときは、 水分を多く摂取 しましょう。 水分を多くとると、痰が出やすくなります。 痰を排出しやすくする去痰薬も市販されています。 薬剤師に相談し、使用上の注意を確認してから使ってください。 たばこ や アルコール は、気道の線毛細胞を破壊する働きがあります。 痰症状が出ているとき、出やすい人は、 禁煙・節酒 をしてください。 気道の粘膜上にある線毛細胞は、痰の排出を促す働きがあります。 たばこやアルコールの影響で、線毛細胞が破壊されるので注意してください。 痰が治らない原因は? 痰が長引く場合は、次の病気になっている可能性があります。 「急性気管支炎」 の多くは、 細菌やウイルスが感染 することで、痰が絡んだ咳が頻繁に出る病気です。