痰は口や鼻と肺をつなぐ気道から出る分泌物です。 痰は気管にある細菌やウイルスなどの異物を排出するために分泌されます。 気管とはもっとも太い気道のことです。 そして痰が分泌されているということは、体の防御反応が細菌やウイルスに対して正常な働きをしているといえるでしょう。 24 нояб. 2021 г.
痰ってどうして出てくるの?
2.痰ってどうして出てくるの? 異物を外に出そうとする防御反応の場合と、どこかから液体物が漏れ出ている場合の2つが考えられます。 上記のように痰は咽頭や肺から出てきた粘液物と考えられています。 どうしてこういった粘液物が出てくるか考えてみましょう。 大きく分けて2つの原因が考えられます。 の2つが考えられます。 具体的にそれぞれ見てみましょう。 2―1.防御反応による喀痰とは? まず防御反応による喀痰の場合です。 風邪や肺炎など、多くの場合はこちらになります。 ばい菌が侵入した場合、戦わないとやられっぱなしになってしまいます。 細菌と戦う主な細胞は白血球です。 体の中の自衛隊ともいうべき白血球は、ばい菌を見つけると戦いにきます。
痰(たん)とは何者なのですか?
そもそも痰(たん)とは一体何者なのでしょう? 実は健康な状態でも体の中で痰(たん)は常に作られていています。 通常は分泌量も少ないため、知らない間に胃の方へ流れていきます。 しかし、ウイルスや細菌など異物が入り込むと、それらと絡まり、粘り気や色のついた痰(たん)となって吐き出されます。 呼吸器粘膜の上皮細胞表面の細かい「繊毛(センモウ)」が、異物を外へ押し出すために、下気道から上気道のほうへ運び上げるのです。 痰(たん)に異物を絡ませ、体の外へ吐き出そうとするのは、人間の生態的防御反応なのです 痰 (たん)の色で、原因がわかる? 痰(たん)の色はその原因によって変化します。 細菌ではなくウイルス感染症や喘息などが考えられます。 粘り気の強い痰(たん)は喘息の特徴です。
痰をともなう咳は何ですか?
痰をともなう咳を 湿性咳嗽(しっせいがいそう) 、痰が出ない咳を 乾性咳嗽(かんせいがいそう) といいます。 痰の有無により、原因となっている病気をある程度特定することができます。 湿性咳嗽と乾性咳嗽のどちらであれ、 咳が続く 期間が3週間以内の場合は、感染性の病気が疑われます。 3週間以上、特に 8週間 を超えて咳が続く場合は、原因の多くは 非感染性の病気 が考えられます。 急に痰がともなう咳が出るときは、細菌性肺炎、気管支炎などが疑われ、慢性的に痰がからむ咳が出る状態の場合は、 肺結核症 、 COPD 、肺水腫、 肺がん 、気管支拡張症などの病気が考えられます。
なぜ痰が長引くのですか?
痰は肺、咽頭、喉頭などから出てくる分泌物です。 痰は防御反応による場合と漏れ出ている場合の二つの可能性が考えられます。 痰の性状だけで診断するのは困難です。 痰が長引く人は一度病院でレントゲンを撮ってもらいましょう。