痰は肺内の分泌物や、吸い込んだ空気中の異物が気道の粘膜に付着したものです。 体にとって不要なものですから、飲み込まない方がよいのですが、飲み込んで危険ということはほぼありません。 飲み込まれた痰は胃に入り、胃液は強い酸性のため、ほとんどの細菌やウイルスは死滅します。 12 дек. 2020 г.
痰を飲み込むとどうなるか?
飲み込んでも問題ありませんが、痰が多いと具合が悪くなる人もいるので、出せる場合は出しましょう。 痰には風邪のウイルスや細菌が混じっていますが、飲み込んでも胃液で通常死滅します。
痰はなぜ出るのか?
痰は口や鼻と肺をつなぐ気道から出る分泌物です。 痰は気管にある細菌やウイルスなどの異物を排出するために分泌されます。 気管とはもっとも太い気道のことです。 そして痰が分泌されているということは、体の防御反応が細菌やウイルスに対して正常な働きをしているといえるでしょう。
痰が絡んだらどうする?
大根のおろし汁にハチミツを混ぜ、ゆっくり喉を潤しながら飲むと、痰のからみが少なくなります。 からだを温める生姜湯にハチミツを混ぜて飲むのも効果的。 パイナップルジュースには痰を切りやすくする酵素が含まれていますので、試してみたらいかがでしょう。 塩を入れたぬるま湯でうがいをするだけでも、楽になることがあります。
痰 粘稠 なぜ?
気道には粘液を分泌する細胞(杯細胞)があり、分泌された粘液が気道の乾燥を防いでいます。 また、吸い込んだ空気には、ほこりや微生物が含まれており、粘液はこれらをとらえて気道の奥に侵入することも防いでいます。 粘液の分泌が増えたり粘稠度が増すと、空気の通り道である気道にたまり、せきをするとタンとして喀出されます。