治りやすいてんかんのタイプであれば20歳になるまでに薬を中止できます。 基本的に、発作が治まって2年経過すれば薬の減量を検討します。 減量中は定期的に脳波検査を行い、発作がなく、脳波にも異常がなければ半年程度かけて薬をやめます。
てんかん発作 年何回?
年に1~2回いつも違う状態での発作を起こします。 脳波は何度もとりましたが、医師からは(てんかんかどうか)「グレーだね」としか言われません。 しっかりした診断をするには何か良い検査がありますか。 てんかんの発作は、通常はいつも同じような症状です。
てんかん どのくらいいる?
てんかんのある方は1000人に5~8人(日本全体で60万~100万人)と言われています。 乳幼児から高齢者のいずれの年齢層でも発症します。 特に小児と高齢者で発症率が高くなりますが、30~40代の方でも発症することもあります。
てんかんは何歳から?
発病年齢は3歳以下が最も多く、成人になると減りますが、60歳を超えた高齢者になると脳血管障害などを原因とする発病が増加します。 小児てんかんの患者さんの一部は成人になる前に治ることもありますが、ほとんどは治療を継続することが多いです。
てんかんは完治しますか?
以前に、私達の病院で治療したすべての小児てんかん患者さんの長期経過を調査しましたが、8割の患者さんで発作は抑制され、そのうちの半数以上の患者さんで無事に薬を中止出来ていました。 このことからも、根気よく治療するとてんかん、特に子どものてんかんはほとんどの場合治るといえます。