発作が起こったらやるべきこと 危険な場所(道路、階段など)で倒れ た場合は安全な場所に移動させる 横にして、周囲の危険物を除き、けいれんによって体を打撲しないようにする 呼吸しやすいように服のボタンを外し、ベルトをゆるめる 時計があれば発作が起こっ た時刻を確認し、 てんかんの様子を観察する
てんかんはなぜ起きるのか?
てんかんになる原因 脳の奇形や周産期の異常による、生まれつきのものから、脳炎や脳腫瘍など、別の病気が原因によっておこるもの、交通事故などの大きなケガによるもの、脳卒中によっておこるもの、さらに、認知症などの神経が老化することによっておこるものがあります。 近年では、遺伝子の異常によるてんかんの研究も進んできています。
発作 どうしたら?
発作がおこったときは まずは気持ちを落ち着かせて冷静になりましょう。 いつもの発作であれば、担当医師の指示通りに対処し、ケガをしないように注意して見守りさえすれば、あわてることはありません。 窒息してしまったり口の中を傷つける恐れがあるので、絶対にしないようにしましょう。
痙攣したらどうすればいい?
まずは、落ち着いて、発作の長さ、左右対称であるかなどを観察してください。 口の中に何か入れたり、いきなり人工呼吸などをしないでください。 発作が5分以上続く場合は救急車を呼んで医療機関を受診してください。 痙攣が止まっても呼びかけに反応しない、発作を繰り返す場合もすぐに医療機関を受診してください。
てんかん どのくらいいる?
てんかんのある方は1000人に5~8人(日本全体で60万~100万人)と言われています。 乳幼児から高齢者のいずれの年齢層でも発症します。 特に小児と高齢者で発症率が高くなりますが、30~40代の方でも発症することもあります。