「てんかん発作」は、脳の一部の神経細胞が突然一時的に異常な電気活動(電気発射)を起こすことにより生じますが、脳のどの範囲で電気発射が起こるかにより様々な「発作症状」を示します。 しかし症状は基本的に一過性で、てんかん発作終了後は元通りの状態に回復することが特徴です。
てんかん なぜおこる?
てんかんになる原因 脳の奇形や周産期の異常による、生まれつきのものから、脳炎や脳腫瘍など、別の病気が原因によっておこるもの、交通事故などの大きなケガによるもの、脳卒中によっておこるもの、さらに、認知症などの神経が老化することによっておこるものがあります。 近年では、遺伝子の異常によるてんかんの研究も進んできています。
てんかんは人にうつりますか?
A. 少数のてんかん症候群を除き、多くの場合てんかんは遺伝しません。 「てんかん発作の起こりやすさ」は遺伝する可能性がありますが、この場合でもてんかんを引き起こす別の原因があって初めて発症すると考えられます。 また、脳の損傷によって起こるてんかん(症候性てんかん)は遺伝しません。
てんかんとはなにか?
てんかんは脳内の神経細胞の過剰な電気的興奮に伴って、意識障害やけいれんなどを発作的に起こす慢性的な脳の病気です。 この病気は紀元前から知られており、かつては憑き物にとりつかれて生じる病気と信じられていたため、いまだに多くの誤解や偏見があります。
てんかん 発作 どういうもの?
話をしたり、何かをしている時に、突然意識がなくなり、急に話が途切れたり動作が止まったりします。 注意力がない、集中できない、などと思われて、周囲の人がてんかん発作であることに気付かないこともよくあります。 学童期や就学前に症状が現れることが多く、女児に多い発作です。