起床時、午前、午後、夜の計4回体温を測り、この体温値を時間帯ごとの平熱としておぼえておくとよいといわれています(ただし、食後すぐは体温が上がりますから、食前や食間に検温するのが適切です)。 平熱の測定は、体調の良いときに、1日だけでなく、日をあけて何日間か測ってみるとよいでしょう。
基礎体温をはかるにはいつから?
基礎体温の計測に必要なものがそろったら、さっそく翌日から計測を開始してみましょう。 基礎体温はあくまでもからだを動かす前の安静状態で測ることが原則です。 つまり、正確な基礎体温を得るには、毎朝、布団のなかで決まった時間に測るように習慣づけることが大切といえるでしょう。
体温はどちらの脇ではかる?
左脇の方が体温が高くなりやすい 調べてみると、心臓から血液を送る太い血管が体の左方向に出ているため、左脇の方が体温が高く出やすいということがわかりました。 体温が高く出た方の脇の数値が、より正確に近い体温なのだそうです。
体温計はどこではかる?
内部の温度が反映される場所で測定します 安定した指標としての体温はコア温を測定すれば得られますが、体の内部なので日常的には測れません。 そこで体に負担をかけずに簡単に検温できる場所として、ワキ(腋窩)、口(舌下)、耳(鼓膜)、直腸など、コア温の変動を反映し、しかも体と表面に近くて測定しやすい場所が用いられています。
正確な体温 いつ?
① 体調が良い日に、起床~朝食前、昼食前、夕食前、就寝前の4回の時間帯の体温を測ります。 ② 飲食後や入浴・運動後は体温が上がるため、必ず食間や食前に測定します。 ③ 1日だけでなく、日をあけて何回か測定し、それぞれの時間帯の平熱を知っておいてください。