10cmほどに成長すると、食べるのをやめ、糸を出して繭を作ります。 カイコはその中で皮を脱ぎ、さなぎの姿になります。 繭は、動けないさなぎのあいだ、身を守るためのものなのです。 カイコが糸を出す様子を、ガラスの上に置いて見てみます。
蚕はなぜ糸をはく?
クワの葉を消化・吸収して絹糸につくり替えている カイコの幼虫は蛹になる際に頑丈な繭をつくるのだけど、その繭から取られた糸が絹糸(シルク)だ。
蚕 なんのため?
カイコは、ミツバチなどと並び、愛玩用以外の目的で飼育される世界的にも重要な昆虫であり、主目的は天然繊維の絹の採取にある。 日本でも『古事記』にも記述があるほどの長い養蚕の歴史を持つ。
蚕はどうやって 繭を作るのか?
カイコは繭を作るために、まず丈夫で風通しの良い足場を作ります。 次に外側の足場から内側へ内側へと繭の形を作り、繭の中で繭層を厚くして 繭を完成させます。
かいこはどんないきもの?
カイコは野生のガ(蛾)を人間が飼い慣らし、数千年かけて家畜化したものです。 より良い生糸を多く効率的にとることを目的に、品種改良を重ねてきました。