尿意が急に起こったことの対応として、肛門と膣をギュッと締めて緩めるというのを繰り返すことが、いちばんの方法です。 これをすることで、“会陰排尿筋抑制反射(えいんはいにょうきんよくせいはんしゃ)”が働き、膀胱の異常収縮が抑えられると言われています。 この動きは、尿もれの予防・改善をする「骨盤低体操」と同じ原理です。
トイレはどれくらい我慢できるのか?
普通の状態であれば、人間は最初に「トイレに行きたい」と感じてから1時間程度は我慢することができます。 しかし、尿意切迫感の症状が出ている方の場合は、強い尿意が突然訪れるとともに、一度その尿意を感じると我慢することが難しいのが特徴です。
どうしても我慢できない トイレ?
過活動膀胱とは、突然尿意を催し我慢できない(尿意切迫感)、トイレに行く回数が多い(頻尿)、尿意によって夜中に何度も起きる(夜間頻尿)、トイレまで我慢できずに漏らしてしまう(切迫性尿失禁)などの症状が起きる「下部尿路症状」のひとつです。
トイレを我慢したらどうなる?
頻繁にトイレを我慢していると膀胱の筋肉が衰え、年齢を重ねたときに尿閉になりやすくなります。 また、あまりに大量の尿をため込んでしまうと、膀胱でバクテリアが繁殖し、膀胱や泌尿器系が伝染病にかかる可能性を高めてしまうのです。
トイレ我慢できない 何科?
老若男女問わず、多くの方が悩まれる症状ですが、その原因は様々です。 原因によっては、薬物療法や手術によって症状を軽くする、あるいは治癒することが可能です。 恥ずかしいからと我慢をせずに、尿漏れに困るようなら一度泌尿器科へ受診し、専門医に相談しましょう。