赤血球中のヘモグロビンという赤い色素は鉄を成分としていますが、銅はこのヘモグロビンをつくるため鉄を必要な場所に運ぶ役割をしています。 このため鉄が十分にあっても銅がなければ、赤血球はうまくつくれないため貧血になってしまいます。
銅不足するとどうなる?
銅が不足すると、鉄投与に反応しない貧血 (3) 、白血球減少、骨異常が起こります (1) (3) (6) 。 このほか、頻度は少ないですが、成長の障害、色素沈着の減少、筋肉の緊張低下、免疫機能の低下、心血管系異常、コレステロールや糖代謝の異常などがみられることもあります (1) (3) 。
銅は体に悪いですか?
銅はいうまでもなく安全な金属です。 それ以上に、鉄や亜鉛とともに人間や動植物すべての生命と健康にとってなくてはならない栄養成分です。 私たちの 毎日の銅摂取量は2mg前後で、ほとんど食べ物からとっています。