圧倒的に女性に多いのが特徴です。 これは世界中で共通しています。 昔から「頭痛持ちといえば女性」というイメージがありますが、はからずもこうしたデータが、それを物語っています。 ちなみに、慢性頭痛の1つである「群発頭痛」の有病者はほとんどが男性で、女性に起こることはまれです。
女性 頭痛多い なぜ?
実際、生理が始まる数日前や生理中に頭痛症状を訴える女性は多く、いずれも月経周期において女性ホルモンが低下する時期にあたります。 女性ホルモンには「卵胞ホルモン(エストロゲン)」と「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の2つがあり、これらのホルモンの分泌量がおよそ1ヶ月で増えたり減ったりし、月経を起こします。
何歳から頭痛?
男女別の有病率を見ると年齢によって傾向があり、3〜7歳では男児に起こりやすく、7〜11歳では男女同数、15歳では女子に起こりやすくなっています。 子どもの片頭痛の多くは軽いものですが、まれに、毎回嘔吐を伴う重い頭痛発作のある子どももいます。 次に外来受診の多いのが、緊張型頭痛です。
生理の時に頭痛がするのはなぜ?
エストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)は、生理周期によって大きく増減します。 エストロゲンは排卵前に分泌のピークを迎え、排卵後に急減し、その後また増えて、生理前に減少。 このとき、エストロゲンの急減に伴ってセロトニン(血管を収縮する作用がある脳内物質)も減少するため、脳内血管が拡張することで頭痛が起きるのです。
偏頭痛はどんな時におこるのか?
片頭痛の症状は発作的にひどい頭痛が現れて、数時間から2~3日持続します。 典型的片頭痛では、頭痛に先立つ症状として目がチカチカしてギザギザした光が見えたり、閃輝暗点を伴うことがあります。 続いて片側あるいは両側がズキンズキンと激しく痛む症状が現れ、吐き気を伴うこともあります。
女性の頭痛はホルモンが関係していますか?
ただ、女性の「片頭痛」の中には、女性ホルモンが関係していると思われるものがあります。 生理が始まるころになると必ず頭痛がするという人や、生理が終わると頭痛が起きるという人は多くいますが、これらはいずれもホルモンが変動する時期に起こっています。 なかでもエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌が減ると 脳内のセロトニンも減少します。
なぜ一次性頭痛に悩んでいるのですか?
日本国民の3人に1人が一次性頭痛に悩んでいるといわれています。 一次性頭痛とは、他の病気が原因で起こる頭痛ではなく、頭が痛いことそのものが病気である頭痛のことをいいます。 代表的な一次性頭痛の1つ「片頭痛」は女性に多く、日本全国調査によると、全年齢層での片頭痛の有病率は男性3.6%に対し、女性12.9%と報告されています。
緊張型頭痛はなぜ女性に多いのですか?
「緊張型頭痛」 は、精神的なストレスも大きな原因となります。 その 「緊張型頭痛」 の有病率が、男性より女性のほうが多いということは、とかく女性のほうが男性よりストレスが多いともいえるかもしれません。 片頭痛患者がなぜ女性に多いのかという理由はわかっていません。 同じように男性よりも女性に多い病気としては、アルツハイマー病が知られています。 どちらも性染色体が何らかの形で関与しているのかもしれませんが、それについてはまだ解明されていません。 ただ、女性の「片頭痛」の中には、女性ホルモンが関係していると思われるものがあります。 ただ、女性の「片頭痛」の中には、女性ホルモンが関係していると思われるものがあります。
頭痛は性別によって起こりますか?
片頭痛や緊張型頭痛などの一次性頭痛は、性別や年齢によって起こりやすい頭痛のタイプが異なります。 「頭が痛い」と聞くのは女性の方が多いように感じませんか? 性別と頭痛にはどのような関係があるのか、ライフステージと頭痛の関係を解説します。