転んだり怪我をしたりしたとき、頭を強くぶつけた場合には、一時的に頭痛や吐き気などが出現することがあります。 そのほとんどは一過性の脳震盪(のうしんとう)と呼ばれる現象で、その後症状が強くならなければほとんどの場合心配ありません。 ただし、その後24-48時間は以下のような症状がでないか注意が必要です。
頭を打った 何科を受診?
頭を打ったとき、心配なときは何科にいけば良い? 救急外来(救急科)、脳神経外科に受診をしましょう。
頭を打った時どうしたらいい?
○吐き気や嘔吐の有無、瞳の大きさ、目や手足の動きに注意し ましょう。 ○頭を打ったあとすぐに泣いたか、ぼんやりしていなかったか、 よく観察しましょう。 ○出血がある場合は、乾いたタオルで強く圧迫して止血しましょう。 ○からだをゆすったり、たたいたりしないようにしましょう。
頭をぶつけるとどうなる?
頭を打った時は、脳にいろいろな変化が生じます。 特に急性期に頭蓋内出血(頭の中の出血)が生じると生命に危険が及ぶ心配があります。 頭蓋内出血は、大多数が受傷後6時間以内に出現しますが、24時間程度は観察が必要です。 頭を打った後、元気だった人が急に死亡することがあるのはこの頭蓋内出血のためです。
頭打った いつまで痛い?
頭部打撲の症状(大人・子供・老人) たんこぶ(皮下血腫)など1~2週間で腫れや痛みが徐々に改善されてきます。